Saturday 5 January 2008

アメリカ的崇高(ウォレス・スティーヴンズ)

どうやって耐えるというんだ
崇高をじっと見つめるなんて、
モッカーどもと対決するなんて、
ミッキー・モッカーたちと
編み上げられたペアたちと?

ジャクソン将軍が
彫像のためにポーズをとったとき
彼はどんな気分になるかを知っていた。
はだしで目をぱちぱちしながら
うつろな心で歩いてゆくか?

でもするとどんな気分になる?
人は天候だとか、
風景や何かにはいずれは慣れる。
すると崇高が
精神そのものへと下りてくる、

精神と空間、
からっぽの精神が
空虚な空間に。
どんな葡萄酒を飲めばいい?
どんなパンを食えばいい?

(Wallace Stevens, The American Sublime)