私はこの世界の土着民で
その中で土着民らしい考え方をする、
ジェズ、私が自分のものと呼ぶような
思考を考えているような心の土着民ではない、
土着民、この世界の土着民であって
土着民のようにその中で考える。
それは心であるはずがない、水っぽい草が
その中を流れてゆきながらも一枚の
写真のように固定されているそんな波、
その中で枯れた木の葉が吹かれているような風。
ここで私はより深い力を吸いこみ
私自身として、私は語り動き
すると事物は私がそうであると思うとおりの事物であって
私がいうとおりに青いギターの上にある。
(Wallace Stevens, The Man With the Blue Guitar)