トムトム、それは私(C'est moi)。青いギターと
私はひとつだ。オーケストラは
ホール自体とおなじくらい背が高い
シャッフルする男たちがホールをみたす。群衆の
混乱をきわめた雑音が低くなり、すべてが語られる、
夜、目覚めたまま横たわっている彼の息に。
私はあの臆病な呼吸を知っている。どこで
私がはじまり終わるのか? そしてどこで
そのものをつまびきながら、私は手に入れるのか
私ではないと勿体ぶって宣言しながらも
たしかに私たちにちがいないものを。
それは他の何物でもありえないじゃないか。
(Wallace Stevens, The Man With the Blue Guitar)