泥の中に見つかったミサ典書
のようなひとつの詩、あの若者のためのミサ典書、
あの本に対してひどく飢えているあの学者、
あの本そのもの、というか、むしろ一ページに、
というか少なくともひとつの句、あの句に、
人生の鷹、ああのラテン語化された句に。
知るために。じっと考えこむ目つきのためのミサ典書を。
あの鷹の目に直面し、その目にではなく
直面がもたらすよろこびに後ずさりすること。
私はふざけているさ。だがこれが私が考えていることなのだ。
(Wallace Stevens, The Man With the Blue Guitar)