大天使たちの白い空から一羽の鷲が降りてきた
おれを支えてください
これらすべての街路灯をまだ震えさせておくのですか
祈って おれのために祈ってください
この街は金属的でただ一つの星は
きみの青い目で溺れている
路面電車が走るとき見すぼらしい
鳥たちの上に青白い火がほとばしる
そしてきみの目の中で震えるおれの夢の
すべては たったひとりの男が飲んだもの
偽タマゴタケのように赤いガス灯の下で
着衣のきみの腕は体に巻きついていた
ごらん 軽業師が注意深い観客に舌を出す
一人の幽霊が自殺した
使徒はいちじくの木で首を吊りゆっくりよだれを垂らす
この恋はサイコロに賭けよう
透んだ音の鐘たちがきみの誕生を告げていた
ごらん
道に花が咲き椰子の木々が進む
きみにむかって
(Guillaume Apollinaire, Un soir)