Sunday 12 October 2008

かつて私は山々が怒っているのを見た(スティーヴン・クレイン)

かつて私は山々が怒っているのを見た、
そして戦列を組んでいるのを。
かれらに相対しているのはひとりの小さな男。
あい、彼は私の指ほどの大きさしかなかった。
「彼は勝つだろうか?」
「もちろんさ」とこの男はいった。
「祖父たちはかれらを何度も負かしてきたのだ」
それで私は祖父たちの大きな美徳を知った----
少なくとも、山々に対抗しようとする
その小さな男にとっての。

(Stephen Crane, "Once I saw mountains angry")