Monday 18 August 2008

青いギターをもった男18(ウォレス・スティーヴンズ)

対象と対面しつつ私が
信じることができるある夢(それを夢と呼ぶとして)、

もはや夢ではない夢、一個のもの、
ありのままの事物の、ちょうど青いギターが

ある夜、長らくつまびかれたのち
手ではなく感覚のタッチを出すように、

それは感覚がwind-glossに
ふれるときの感覚そのものだ。あるいは日の光が、

崖に反射する光のように、
exの海から立ち上がってくるときのような。

(Wallace Stevens, The Man With the Blue Guitar)