Friday 1 August 2008

青いギターをもった男5(ウォレス・スティーヴンズ)

私たちにむかって詩の偉大さを語るな、
地下で束になったたいまつのことや、

光の尖端にある丸屋根の構造のことを。
私たちの太陽には影がなく、

昼は欲望で夜は眠りだ。
影はどこにもない。

大地は、私たちにとって、平坦で裸。
影なんかない。詩

は音楽を超えたものとして空っぽな
天とその讃美歌の場所を奪わなくてはならない、

詩にいる私たち自身がその場所を奪わなくてはならない、
きみのギターのおしゃべりの中でさえ。

(Wallece Stevens, The Man With the Blue Guitar)