Monday 25 August 2008

青いギターをもった男24(ウォレス・スティーヴンズ)

泥の中に見つかったミサ典書
のようなひとつの詩、あの若者のためのミサ典書、

あの本に対してひどく飢えているあの学者、
あの本そのもの、というか、むしろ一ページに、

というか少なくともひとつの句、あの句に、
人生の鷹、ああのラテン語化された句に。

知るために。じっと考えこむ目つきのためのミサ典書を。
あの鷹の目に直面し、その目にではなく

直面がもたらすよろこびに後ずさりすること。
私はふざけているさ。だがこれが私が考えていることなのだ。

(Wallace Stevens, The Man With the Blue Guitar)