Thursday 31 July 2008

青いギターをもつ男3(ウォレス・スティーヴンズ)

ああ、だが第1番の人間が演じることは、
彼の心臓に短刀をつきさすこと、

彼の脳を板の上に置き
舌を刺す色を取り除いてゆくこと、

彼の思想を扉に打ちつけ、
その翼をひろげさせて雨や雪にさらすこと、

彼の生きたハイやホーを打ち、
それをtickし、tockし、現実にし、

野蛮な青からそれを叩き出すことだ、
弦の鋼をじゃらじゃらと鳴らして。

(Wallace Stevens, The Man With the Blue Guitar)