Tuesday 15 July 2008

天体に似た原始人5(ウォレス・スティーヴンズ)

よく慣れた大地と空、そして樹木と
雲、よく慣れた樹木とよく慣れた雲が、
かれらのそれらに対する古い用法を失うまで、
そしてかれら、つまりこれらの人々と、大地と空が、
互いに鋭い情報を、鋭い自由な知識を知らせ合うのだが、
それはそれまでは、そんなすべてを固くむすびつけていたものの
裂け目を隠していたのだ。それはまるで
中心的な詩が世界となったかのようだった、

(Wallace Stevens, A Primitive Like an Orb)