Monday 14 July 2008

天体に似た原始人3(ウォレス・スティーヴンズ)

どんな乳がそんな囚われにはあるのか、
どんな小麦のパンとからす麦のケーキなんかが、
森には緑の客がいてテーブルがあり歌を
心に抱いて、一瞬の動きのうちに、広がった
空間のうちに、こもった雷の
不可避の青が、まるで幻想であったかのように
そして、いつだって感覚が
把握するにはあまりに重すぎたかのように、
もっとも不分明で、遠くあるのは......

(Wallace Stevens, A Primitive Like an Orb)