Monday 31 March 2008

カンテラ(フェデリコ・ガルシア・ロルカ)

おお、何というまじめさで
カンテラの炎は瞑想することか!

まるでインドのファキール(行者)が
彼の黄金のはらわたを見つめ
風の止んだ大気を夢見つつ
姿を消してゆくように。

白熱したコウノトリが
その巣から
ずんと重い影をつついて
震えながら姿を見せるのだ
死んだジプシーの少年の
円い両目に。

(Federico García Lorca, Candil)