Thursday 13 March 2008

六つの意味深い風景 III (ウォレス・スティーヴンズ)

III
私は一本の高い木を
尺度として自分を計る。
自分の背がずっと高いことがわかる、
なぜなら私は
自分の目で太陽に届くことができるので。
そして私は海岸にも
私の耳によって届く。
それでもね、私は嫌いだ
蟻たちが這って私の影から
出たり入ったりするようすが。

(Wallace Stevens, Six Significant Landscapes III)