Sunday 17 February 2008

日曜の朝 3(ウォレス・スティーヴンズ)

ジョヴは雲の中で非人間的に誕生した。
お乳をくれる母親はなく、どんな甘美な土地が
彼の神話的な心に鷹揚な身振りを与えたのでもなかった。
彼は私たちのあいだを動いた、つぶやく王さまとして、
堂々と、作男たちのあいだを歩くのだった、
やがて私たちの処女の血が天と
混じり合い、まさにその作男たちが一個の星の
うちに認めるような、欲望への返礼をもたらすまで。
私たちの血では足りない? それともそれは
天国の血となる? そして大地は私たちが知るであろう
天国のすべてだと見えるようになるのですか?
そのとき空はいまよりずっと人なつこくなって、
労働の一部となり痛みの一部となり、
栄誉にかけては永続する愛につぐものとなるはずだ、
この分断する 無関心な青ではなく。

(Wallace Stevens, Sunday Morning 3)