Thursday 19 June 2008

食堂でのどっきり(ロルカ)

 きみは薔薇色だった。
レモン色を帯びるようになった。

 きみを脅かすようにさえ見える私の手に
きみはどんな意図を見たのでしょう?

 私は緑のりんごが欲しかった。
薔薇色になったりんごではなく......。

レモン色を帯びたのでもなく......。

(午後に眠る鶴が、
片方の足を地面に下ろした。)

(Federico García Lorca, Susto en el comedor)