カラスムギが刈り取られたあの日、小麦は熟し、大麦は熟しつつあり、
道の土ぼこりは熱く、草は乾き色褪せ、
私はしばらく歩いてから、すぐ先にある
沈黙する人々が横たわる場所を見つめて言った。
「あそこにいる人をおれは傷つけた、おれが彼女を傷つけたって今ではちゃんとわかっている。
でも、ああ、彼女は知らないんだ、彼女もおれを傷つけたことを!」
それでも空気は微動もせず、
どんな鳥のくちばしも動かず、彼女は返事をくれなかった。
1913年8月
(Thomas Hardy, When Oats Were Reaped)