Thursday 25 December 2008

花咲く桜へ(エウジェニオ・デ・アンドラーデ)

目を覚まし、四月の朝に
この桜の白さそのものとなること。
葉から根まで輝きにみちて、
詩を作り、あるいはただ花咲くこと。

両腕をひろげ、枝のうちに集めよう
風を、光を、あるいは何でもいい。
時を感じ、繊維ごとに、
一本の桜の木の心臓を編み上げてゆくこと。

(Eugénio de Andrade, A uma cerejeira em flor)