Saturday 6 December 2008

ほほえみ、ふたたび(エウジェニオ・デ・アンドラーデ)

きみは去って行った、この詩の
直前の四行のあいだに。
それとも去ったのはきみのほほえみ、なぜなら
きみはいつもきみのほほえみの中に住んでいたから、
葉叢の中の緑色の雨、きみのほほえみ、
脈拍の中の羽ばたき、きみのほほえみ、
そしてこの味わい、この光の熱、
唇の上の、唇が街路をみたす
陽光の噂であるとき、きみのほほえみ。

(Eugénio de Andrade, O sorriso, outra vez)