Sunday 25 May 2008

ひまわり(ロルカ)

もし私がひとりのキュクロプスに恋したなら
あのまぶたのない
まなざしの下で
溜め息をつくでしょう。
ああ、火のひまわり!
群衆は彼を見る
動揺することもなく。
たくさんのアベルたちの
群れをまえにした
神の目!

ひまわりひまわり!
皮肉な目配せなんかとは無縁な
野生の純粋な目!

ひまわりひまわり。
お祭りに集まった群衆の上の
熱い聖痕!

(Federico García Lorca, Girasol)