Monday 19 May 2008

突風(ロルカ)

私の娘が通った。
なんと美しく行くことか!
モスリンの小さな
服を着て。
蝶を一頭
まとわりつかせながら。

彼女を追うんだ、若者よ、
その上の小径を!
そしてあの子が泣いたり
考えこんだりしているのを見かけたら、
あの子の心を金銀の粉で塗って
いってやれ
泣いてばかりいると
ひとりぼっちになるよと。

(Federico García Lorca, Ráfaga)