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The Jasmine Lightness
Poetry in translation
Thursday, 3 July 2008
ヴィーナス(ロルカ)
こんな風にきみが見えた。
ベッドという貝殻で
死んでいる若い女、
花も微風も脱がされて
終わりなき光の中に現れる。
取り残されたのは世界、
綿と影の百合、
ガラス窓から姿を見せた
無限の通過を見つめながら。
死んだ若い女は、
愛を内側から渡ってゆく。
シーツの泡のあいまに
彼女の髪が見えなくなる。
(Federico García Lorca, Venus)
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KS
詩の翻訳のブログです。気が向いたとき、ひとときの別の時間を味わってみてください。タイトルはウィリアム・カルロス・ウィリアムズの詩 "To a Solitary Disciple" の末尾のフレーズ からとりました。詩とは何かについては、わが心の友人に代弁してもらうことにします。「そのものに名前はない/笑いと嗚咽のあいだにあって/私たちの内部で動く、/それはわれわれ自身から引き出すしかなく/それは、/私たちの年月のダイアモンド/死んだ樹木の眠りの果てに/白い紙片にやがて星座として輝く。」(ミシェル・レリス「詩?」)2007年12月28日からの1年間は毎日ひとつのペースで更新していました。今年はちょっとのんびり、ときどき更新ということで。
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