月桂樹の枝の中に
二羽の暗い鳩を見た。
一羽は太陽で、
もう一羽は月だった。
ご近所のお嬢さんたち、と私はいった、
私の墓はどこですか?
私の尾羽に、と太陽はいった。
私の喉に、と月はいった。
そして大地を胴に巻き
歩いていた私は
裸の一人の少女と
二羽の大理石の鷲を見た。
一羽はもう一羽であり
少女は誰でもなかった。
かわいい鷲たちよ、と私はいった、
私の墓はどこなんだ?
私の尾羽に、と太陽はいった。
私の喉に、と月はいった。
桜桃の枝の中に
私は二羽の裸の鳩を見た。
一羽はもう一羽であり
二羽とも誰でもなかった。
(Federico García Lorca, Canción)