さらば、太陽!
きみが月だということはよく知っているさ、
でもおれは
そんなことは誰にもいわないよ、
太陽。
きみはカーテンの
うしろに隠れ
米の粉のおしろいで
顔を塗る。
昼には
農夫のギターが、
夜には
ピエロのマンドリンが。
それが何だっていうんだ!
きみの夢は
多彩な
庭を作ること。
さらば、太陽!
きみを愛する者を忘れないで
かたつむりと、
バルコニーの
小さな老婆、
そしておれだ...
独楽遊びをしているこのおれ...
おれ自身の心で。
(Federico García Lorca, de "Tres crepúsculos")