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The Jasmine Lightness
Poetry in translation
Thursday, 13 March 2008
フアン・ブレーバ(フェデリコ・ガルシア・ロルカ)
フアン・ブレーバはもっていた
巨人の体と
少女の声を。
あんなトリルは他にどこにもなかった。
微笑の背後で
歌っているのは
痛みそのものだった。
呼び出すのは
眠るマラガのレモン林、
彼のすすり泣きには
海の塩の後味があった。
ホメロスのように、彼は
盲目のまま歌った。彼の声には
光なき海と干涸びた
オレンジを思わせるものがあった。
(Federico García Lorca, Juan Breva)
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KS
詩の翻訳のブログです。気が向いたとき、ひとときの別の時間を味わってみてください。タイトルはウィリアム・カルロス・ウィリアムズの詩 "To a Solitary Disciple" の末尾のフレーズ からとりました。詩とは何かについては、わが心の友人に代弁してもらうことにします。「そのものに名前はない/笑いと嗚咽のあいだにあって/私たちの内部で動く、/それはわれわれ自身から引き出すしかなく/それは、/私たちの年月のダイアモンド/死んだ樹木の眠りの果てに/白い紙片にやがて星座として輝く。」(ミシェル・レリス「詩?」)2007年12月28日からの1年間は毎日ひとつのペースで更新していました。今年はちょっとのんびり、ときどき更新ということで。
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