Tuesday 6 January 2009

フリージア(エウジェニオ・デ・アンドラーデ)

故国には少しは意味がある
それについて話す時にそれが
私たちに口づけしてくれる口であるなら、
その子音のうちに運んでくれるのは
麦、蝉、
魂と、肉体と、空気の
振動、
あるいはまた家の中を突き抜ける光
フリージアとともに
そしてね、ともだちよ、それが心を軽くしてくれるんだ。

(Eugénio de Andrade, Frésias)