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The Jasmine Lightness
Poetry in translation
Friday 18 April 2008
奇想曲(ロルカ)
それぞれの鏡の裏には
死んだ一個の星と
眠っている子供の虹がいる。
それぞれの鏡の裏には
永遠の静寂と
まだ飛んだことのない
沈黙たちの巣がある。
鏡は泉のミイラ、
夜になれば
光の貝のように
閉じてしまう。
鏡は
露の母、
たそがれを解剖する書物、
肉となった山びこ。
(Federico García Lorca, Capricho)
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About Me
KS
詩の翻訳のブログです。気が向いたとき、ひとときの別の時間を味わってみてください。タイトルはウィリアム・カルロス・ウィリアムズの詩 "To a Solitary Disciple" の末尾のフレーズ からとりました。詩とは何かについては、わが心の友人に代弁してもらうことにします。「そのものに名前はない/笑いと嗚咽のあいだにあって/私たちの内部で動く、/それはわれわれ自身から引き出すしかなく/それは、/私たちの年月のダイアモンド/死んだ樹木の眠りの果てに/白い紙片にやがて星座として輝く。」(ミシェル・レリス「詩?」)2007年12月28日からの1年間は毎日ひとつのペースで更新していました。今年はちょっとのんびり、ときどき更新ということで。
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